1月に入ってから日本列島に大寒波が襲来し、各地で大雪が降っています。特に雪に対する耐性が低い首都東京の混乱は大きく、交通事故や電車の運休が相次ぎました。ここ石川県でも大雪が降り、現在も能登の一部では断水が続いています。
思い返せば、県内で交通が麻痺するほどの大雪が降ったのは、一昨年以来ではないかと思います。その時も通勤や雪かきに難儀した記憶があります。
今回の大雪はそれ以上の量で、期間もかれこれ3週間くらい毎週末に降っている感じです。当然、雪が溶けきる前に次の雪が降ってくるわけですから、道路は常に雪で覆われ、それが夜間に凍って翌朝には見事なアイスバーン状態になっています。
私は福井との県境あたりから小松市内のひまわり工房に通っているので、この時期の通勤はとても大変です。通常で40分かかる通勤時間も、雪の日は倍以上かかります。
まず前日の夜に外の雪の降り具合をチェックし、大体1時間から2時間ほど早く目覚まし時計をセットします。そして朝一番で家の前の道路の雪かきをします。ご近所さんはお年寄りが多く、朝早くから雪かきを開始するので、こちらもそれに合わせて雪かきをするよう心がけています。自分の家の前だけ雪が残っていると、さすがにかっこ悪いですからね。
そして雪かきが終わってようやく朝食を食べ、いつもより1時間半以上早く出発します。道路は当然滑りやすく、路面もでこぼこしたまま凍っている場合も多いので、常に緊張したままハンドルを握っています。時々スリップ事故を起こした自動車を見かけることもあり、横を通り過ぎる時は少し背筋が寒くなります。
この時期の通勤で心がけているのは、安全運転はもちろんなのですが、少し遠回りしてでも広い幹線道路を選んで走るという点です。やはり国道、県道の方が除雪はしっかりしており、変にショートカットしようと裏道を使ったりするとかえって時間がかかったり、最悪立ち往生してしまう事もあるからです。そのためには時間に余裕を持って行動する必要があり、結局は早く起きることが肝心なのです。
通勤や雪かきで苦労する冬ですが、実は私はこの時期が意外と嫌いではなく、冷たい外気に触れると身が引き締まり、頭もすっきりする気がして気分が良いです。また食べ物も、鍋を中心にいろいろと美味しいものが旬を迎えるので、晩御飯が毎日楽しみです。
どんなものにも悪い点があれば良い点もあるということで、今年の冬も、苦労しながら楽しんで乗り越えたいと思います。
K.K
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