今年も『北陸ラーメン博』へ行く

 去年に引き続き、今年も10月7日に『第11回・北陸ラーメン博』へ行ってきました。この『北陸ラーメン博』は、全国の有名ラーメン店が金沢に一堂に会するもので、ラーメン好きはぜひ押さえておきたいイベントなのです。会場は去年に続いて『石川県産業展示館4号館』で、出店するラーメン店も17店舗と盛りだくさん。また同じ会場内では併せて、全国のグルメを集めた『日本全国まんぷく祭り』も開催されており、最高に盛り上がるイベントになるのではと期待していました。

 当日は昼過ぎに自宅を出発し、高速は使わず一般道でのんびりと金沢まで行き、産業展示館に到着すると、やはり予想してた通り駐車場は一杯。会場から少し離れたところに車を停め、あとは歩いて会場まで向かいました。会場内に入ると、中は人でいっぱいで、若い女性から親子連れ、年輩の方までいろいろな客層がいました。

 出展されているラーメン店を見渡すと、もうお昼を過ぎたにもかかわらず行列が出来ている店もあれば、数えるほどしか人が並んでいない店もあり、全国区のラーメン店の中でも人気に大きな差があることを見せつけられました。全体の傾向として、個性的でパンチがあるネーミングのラーメンに人が集まりやすいようです。

 私はあまり長い行列がついている店は避け、かといって人が並んでいない店も嫌だったので、そこそこに人が並んでいる店を選ぶことにしました。まず一杯目は、山形県の「酒田のラーメンを考える会『山形・酒田のふわとろ肉ワンタンメン』」にしました。これを選んだのは、私があっさりした醤油ラーメンが好きだということが大きな理由です。一口スープをすすると、あっさりとした中にも昆布、鶏、アゴ(トビウオ)などのダシが効いていて、いつまでも飲んでいたいくらいの美味しさでした。また後味がとても軽いのは、おそらく化学調味料を使っていないからだろうと思います。麺も細目の縮れ麺でスープによくからまり、ワンタンもトロトロになってのど越し滑らかでとても美味しかったです。

 二杯目は、同じく東北の福島県「福島ラーメン組っ!獅子奮迅隊『福島鶏白湯』」にしました。これは、一杯目があっさり系だったので、二杯目はシメとしてちょっとこってりしたものにしたかったのと、今流行の『鶏白湯ラーメン』を一度は食べてみたかったからです。まず器を手に取り見ると、スープは白濁しており、一見すると豚骨スープのようですが、すすってみると豚骨ほどのクセはなく、鶏の水炊きのスープを思わせる味がしました。麺は細ストレート麺で、トロリとしたスープによく合っており、とても美味しかったです。『鶏白湯ラーメン』、もっと流行ってもいいんじゃないかなあ。

 本音を言えば、もう一杯ぐらい食べたかったのですが、お腹の方が限界を迎えてしまったので、去年に続き今回も二杯で終了となりました。残りの時間は『まんぷく祭り』のお店を見て回ったり、和太鼓のイベントをしばらく鑑賞してから帰路に着きました。

 

 今年も堪能した『北陸ラーメン博』ですが、唯一のウィークポイントが、ついつい食べ過ぎでしまい、その日の晩御飯が全然食べられなくなることでしょうか。

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