「Even if you fail, there’s always another chance.」
高校の英単語帳の例文です。「失敗する」のfailを覚えるための文です。意味は、
「たとえ失敗しても、チャンスは常にあるものだ」
という意味だったと思います。
勉強自体苦手な私は、英語の点数もいつも10点以下でした。そんな私が唯一できたのは、1日限りもつ、問題の答え丸暗記。なので、赤点をとった時、先生がおまけしてまったく同じ問題をテストに出すと言ったときは、ちゃんとほぼ満点を取るという、誰でもできるような事をやる、いわゆる、底辺高校生でした。
毎日卒業できるか怯えて過ごす日々でしたが、周りの先生や、そっとしておいてくれる同級生、先輩のおかげで、なんとか、卒業できた事を思い出します。青春なんてする心の余裕はありません。いまでも、あの、生暖かい視線や雰囲気は思い出したくないほどです。中学が一緒だった異性の知り合いの人が大きな声で私の名前を呼んだ時は、「やめてくれ」と思ったほどです。成績がクラスでずっとビリだったので、先生にもよく思われてなかったし、中学時代仲が良かった友人もそれぞれ離れた高校になり、高校に新しい友人がいなかった私は、とにかくせめて、目立たず過ごしたかったのです。なので、その異性の知り合いとは最後まで接触はしないようにしました。で、最初の話に戻ると、
そんな私が、いつも持ち歩いていた英単語帳(特に勉強するわけでもなかったけど)をパラパラと開いて見ていた訳ですが、私が目につく単語はネガティブな単語ばかりでした。例えば、不合格「Failure」、怠惰な「Lazy」、根暗「Moody」、闇「Darkness」など…。そんな中で唯一、明るい例文が、初めに言った、失敗「Fail」でした。でも、よくよく考えたら、世の中には失敗してもいい事と悪い事が混在しています。例えば、命にかかわることは、失敗なんて許せません。失敗はよくあることですが、命は1つしかないのです。まあ、めったな事はないんですが…。
しかし、当時ギリギリな日常を過ごしていた私は、すべてにおいてこの例文を思い出し、「今の発言失敗だったけど、大丈夫…」とか、「今の行動変に目立ってたけど大丈夫」と、すでに失敗をいくつもして、チャンスもいくつもただ逃していました。そしてその結果が、ここでこのブログを書く結果となりました。はい、留まるところに留まる物ですね。うん。プライドもなくすところまでなくして、まだ就職せずこの職場に留まっています。アルファイでした。
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ティエリ アンリ (木曜日, 30 11月 2017 18:57)
そう、失敗しても次がある。
誰かが言っていた
『諦めたらそこで試合終了だよ』
を思い出して、日々過ごしてます。