我が家の家庭菜園は、キュウリやトマトなど夏野菜の収穫をほぼ終え、畑に残るのはナスのみとなりました。去年はナスの調子が悪く、夏の終わりと共に木がすべて枯れてしまいましたが、今年は木の生育がここまで衰えず、秋には甘くておいしい『秋ナス』が楽しめそうです。
という訳で、先日の休みに畑の収穫し終えた枯れ木を取り除き、白菜や大根などの冬野菜に向けて、ナスエリア以外の畑全体に耕運機をかけました。我が家の耕運機は家庭用としては大きめのもので、ガソリンエンジンを積んだ手押し式です。年に数回しか使わないので、毎回エンジンのかかりが悪く、いつも汗をかきながら何回もエンジンをかけ直すのですが、今回はなぜか調子が良かったらしく数回でかかりました。
大きな音を立てて振動する耕運機の重みを全身に感じながら、ゆっくりと畑を往復していきます。耕運機の経験がない方は「機械が耕すのだから、押す人間は楽だろう」と思うかもしれませんが、実は耕運機をかけるのはかなりの力がいります。まず耕運機はエンジンで動いているとはいえ、土を耕すクワの部分に地面の抵抗をまともに受けるので、常に力を込めて押し続けなければ満足に前に進みません。また畑はほとんどの場合平らではなくでこぼこしているので、耕運機をまっすぐに保つようにするのも横から押したり引いたりと力を使います。
作業開始から2時間、ようやく畑全体に耕運機をかけ終わった頃には、日頃の運動不足がたたったせいか、腕や足に力が入らず全身が疲れ切っていました。しかし、耕し終わったまっさらな畑を見ると、ちょっとした達成感を感じ、疲労も心地よいものに変わります。そして畑仕事をした後のご飯やお酒はことさら美味しく、特にお酒はビールにウイスキーと調子に乗って飲み過ぎてしまいました。
季節が秋に入ると、すぐに白菜の苗植えや大根の種まきなど冬野菜の準備が始まります。今年も順調に冬野菜が収穫できるよう、無理をしない程度にがんばって世話をしていこうと思います。
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