私が愛するロックバンド『スピッツ』が、結成30周年を記念して、7月5日に『CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-』をリリースしました。このアルバムは、スピッツがデビューしてから今までリリースしたシングル曲を全て収録したいわゆる『ベスト盤』で、全45曲入りで3枚組となっています。また、このアルバムはオリコン週間アルバムランキングで初登場1位を獲得しており、30年経っても衰えないスピッツの根強い人気を表しています。
さて、今回はその『CYCLE HIT~』に収められた曲をいくつかピックアップして2回に分けてご紹介しようと思います。
◎ヒバリのこころ
記念すべき1stシングル。この曲はインディーズ時代からいろいろなテイクが録音されており、彼らにとって思い入れの強い曲である。また「僕らこれから強く生きてゆこう 涙がこぼれそうさ ヒバリのこころ」の部分は、聴いていて痛いくらいの若々しさが伝わってくる。
◎君が思い出になる前に
7thシングル。プロデューサーに笹路正徳氏を迎え、いわゆる『売れ線』を意識して作った曲で、スピッツ初のオリコンチャート入りを果たす。優しいメロディーラインと切ない歌詞が印象に残る一曲。
◎空も飛べるはず
8thシングル。1994年にリリースされた後、1996年にドラマ『白線流し』の主題歌に使われミリオンヒットを記録した曲。今でも中学や高校の合唱コンクールに使われたりと、長く愛されている名曲である。
◎ロビンソン
11thシングル。スピッツ最大のヒット曲にして出世作。この曲でスピッツを知った方も多いはず。ギターのアルペジオが印象的なイントロと美しいメロディーライン、そして浮遊感たっぷりの歌詞世界が見事に調和している傑作。
◎チェリー
13thシングル。これまでのふわふわした空想世界のようなイメージから離れて、地に足がついたような力強さを感じる一曲。『過去を引きずっても前向きに生きてゆける』というメッセージが、聴くたびに胸に染みわたってくる。
◎楓
19thシングル。スピッツ屈指の名バラード。『二人の別れ』をあくまで切なく、そして美しく描き切った名曲。またさまざまなアーティストがカバーしており、近年では秦基博&Superflyがカバーし、再び脚光を浴びている。
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