10月28日金曜日、北陸初の『東急ハンズ』が片町にオープンしました。私も早速、休みを利用してドライブがてらハンズに行ってきました。
『東急ハンズ』とは、一言でいえば雑貨屋なのですが、品ぞろえが豊富で、なおかつひねりの効いた個性的な商品が揃っており、見て回るだけでもわくわくするお店なのです。パーティーグッズや骨格標本、顕微鏡、コーヒーの焙煎機、銀細工の作成キットなどありとあらゆるものが揃っており、ハンズに行けば揃わないものはないと言われるくらいです。私も名古屋に住んでいた頃は、暇つぶしにハンズにふらりと入って半日ほど店内を見て回ったものです。
10月30日日曜日、お昼過ぎに片町に到着するも休日の片町は人と車でごった返しており、車を駐車場に停めるのも一苦労でした。20分後、ようやく車を停め、目指す『東急スクエア』へ。『東急スクエア』は、以前『109』だった建物がリニューアルしたもので、その一階部分に『東急ハンズ』が出店しているのです。建物内に入ると、予想していたとは言え人、人、人――。フロアの隅から隅まで人で溢れており、お会計のレジには長蛇の列が出来ていて店員が大声で最後尾を案内しているような状態でした。私は一目見てここで買い物をするのをあきらめ、ひたすら遠巻きに商品を鑑賞する方向に気持ちを切り替えました。
まずは新しい店に入ったら必ずやるたわしの品ぞろえチェック。(私はたわしコレクターなので、この儀式はマストなのです。)チェックすると、さすがは東急ハンズ。一味違う品ぞろえで、和歌山県にある棕櫚たわしにこだわる名店『高田耕造商店』の棕櫚たわしが置いてありました。「ハンズは分かってる。」と心の中でほくそ笑むと、続いてパーティーグッズの売り場へ。ここは時期的にハロウィン一色で、オレンジ色のかぼちゃをモチーフにしたお菓子やら雑貨やらがところせましと並んでいます。ハロウィンには全く興味がない私は、巷がハロウィンなんぞと大騒ぎを始めたのはいつ頃からなんだろう、とぼんやり考えながらその場を離れました。
一通り店内を見て回り、建物の他の階も見て回ろうと地下一階に下りると、そこには思いがけず『うつのみや書店』が出店していました。本好きの私としては、これはうれしい誤算でした。以前にもこのフロアに大きな本屋があったのですが、いつの間にかアパレルショップに変わってしまって大変がっかりした記憶があるので、再びこの地に本屋が参入してくれて喜びもひとしおです。
片町、香林坊、竪町のあたりは、ここ最近、新しい店舗やマンションが建ち始めて再開発まっただ中という感じです。『東急ハンズ』参入もその一つなのでしょうが、個人的には金沢へ行く新たな楽しみが増えてうれしい限りです。もう少し間をおいて普通の混み具合になったところで、もう一回ハンズに行って、今度はゆっくり買い物を楽しもうと思います。
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