魅惑のレトロゲーム『リンダキューブアゲイン』

 最近はあまりテレビゲームをやらなくなりましたが、学生時代はよく勉強や寝る間を惜しんでやっていました。スーパーファミコン、プレイステーション、セガサターンなどなど、一通りのハードをプレイしましたが、そのゲーム遍歴の中でも非常に面白く中毒性の高いゲームとして思い出されるのが『リンダキューブアゲイン』です。

 この『リンダキューブアゲイン』は、1997年にプレイステーション用に発売された作品で、今から20年近く前のゲームという事になりますが、実は私は今でもこのゲームを時々思い出してはプレイし続けています。それだけ遊び倒しても面白さが色あせない、例えるならばスルメのようなゲームなのです。今回はこの『リンダキューブアゲイン』を簡単に紹介していこうと思います。

 まず主人公はプレイヤー自身の分身となる『ケン』とヒロインの『リンダ』。二人が住む世界の名は『ネオケニア』。この『ネオケニア』には8年後、巨大隕石が衝突してすべての動物が消滅してしまいます。そこで彼ら二人が、この『ネオケニア』中の動物たちをできるだけ多く『箱舟』に登録することがゲームの目的となります。この『箱舟』ですが、『神様』を名乗る謎の存在から突然地上にもたらされたもので、その目的は一切不明。多くの謎が残る中、プレイヤーは一生懸命動物を集めては箱舟に登録する作業を繰り返します。こう聞くとあまり面白くなさそうですが、この動物集めが大変であると同時にハマるとクセになるのです。『ネオケニア』に生息する動物は120種類、オスメス合わせると240匹です。ある動物は南の砂漠に、ある動物は北の雪原に、と世界中に散らばった動物たちをどうやって見つけ出し捕獲するのか、プレイヤーは情報を集め知恵を絞ります。また怪獣のように強い動物もいれば、ワンパンチで粉々になる弱い動物もいます。戦って捕獲するのか、ワナを仕掛けるのか、それとも動物商から買うのか、はたまた人に頼んで獲ってきてもらうのか、それはプレイヤーの自由です。とにかくどんな手を使ってでも動物を箱舟に登録する。そして登録し終わった動物は、売るなり逃がすなり食糧にするなり装備品にするなり、これもプレイヤーの自由です。この自由度の高さとそれを可能にするシステムの柔軟性が、このゲームの一番の魅力なのです。

 また『リンダキューブアゲイン』には、シナリオが3本用意されており、すべてケンとリンダを主人公としながらそれぞれ物語の展開が違う、いわば『並行世界(パラレルワールド)』のような感じで、プレイしていて不思議な感覚になります。そしてどのシナリオも、怖くて、グロテスクで、ひねくれていて、ユーモアがあって、ひと癖もふた癖もある魅力的なものなのです。

 

 最後に、この『リンダキューブアゲイン』に興味を持たれて実際にプレイしたいと思われた方につけ加えさせていただきますと、このゲームは20年近く前のゲームですが、過去のプレステの名作が遊べる『ゲームアーカイブス』からPSP、PS3、PSVITAのハードへ安価でダウンロードできます。ぜひプレイしてみてください。

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