これまでの生活のメインだった作業療法について振り返ってみる。
作業療法に通って一年以上が経つ。生活リズムのない生活を数十年続けてきたのが、規則正しい生活リズムへと驚くほど変化した。
午前には革細工、ビーズアート、エコクラフトで籠やバックをつくった。午後は、PCでオフィスソフトの練習をした。個人作業が性に合っていたので。一人でできることことに集中して取り組めた。
通うことに苦にならなかった理由には作業療法士との交流があったからだ。忌憚ない会話は貴重な経験であり、久しぶりに味わうコミュニケーションの喜びであった。柔和な人柄には随分と癒されたし、尊敬できた。まずは人間関係に恵まれたから継続できたのだろう。
就労すると作業療法は卒業することになる。居心地のよい場所として留まる所ではないから、時期がきたのだろう。このままではいけないという現状への焦りや後悔に、半分の寂しさがこれからの選択をよい方向に導いてほしい。
そういえば、作業療法室においてあった、アドラーの本を借りて読んだ。アドラーの「人間の全ての悩みは、対人関係の悩みである。」そうだろうなと考えられる位の社会経験をこれから積んでいければと思う。
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