私は昔から麻雀が好きで、友達や家族の間でよく遊んでいます。一昔前は、麻雀といえば賭け事の代名詞で、タバコの煙が充満した雀荘でむさくるしいオッサン達が打っているイメージでしたが、今ではゲームそのものを楽しむ『健康麻雀』が世の主流で、女性人口も増えています。自分ももっぱら『健康麻雀』で、気心知れた仲間と和気あいあいと打つのがなにより楽しみです。
ここで麻雀を知らない人に簡単にルールを説明すると、麻雀とは4人で行なうテーブルゲームで、通常専用の麻雀パイ使って行います。まず全員がパイを2段に積み『ロの字』状にします。そしてそれぞれパイを手元に13個取った状態からスタートし、パイを取っては捨てるを順番に繰り返していきます。そして手元のパイが、『順子(シュンツ)』か『刻子(コウツ)』が4つと『雀頭(ジャントウ)』が1つになった段階で『あがり』となり、できた役に応じた点数がもらえます。(『順子』:同じマークで『2、3、4』『6、7、8』など続き数字になったパイ3つの塊のこと。『刻子』:同じマークで『4、4、4』『9、9、9』など同じ数字になったパイ3つの塊のこと。『雀頭』:同じマークで『3、3』、『5、5』など同じ数字になったパイ2つの塊のことで、通称『アタマ』と呼ばれる。)この流れを通常4回繰り返し、最終的に点数が一番高かった人の勝ちとなります。
そんな麻雀の魅力ですが、まず挙げられるのが『素人でもプロに勝つことができる』とう点です。将棋や囲碁などは実力が全ての世界なので、アマチュアがプロに勝つことはまずありえません。しかし麻雀は運の要素が非常に強く、素人でもプロに勝つことは不可能ではないのです。つまり初心者もベテランも一緒になって楽しめるゲームなのです。
次の魅力は、『プレイする人の性格がよく出る』という点です。自分の手役を最優先にして打つ人、相手の捨てたパイを観察して手の内を読む人、パイを取る度に一喜一憂する人、ひたすらしゃべり続けて打つ人、強い役がそろうと急に黙る人・・・人それぞれ麻雀の打ち方は千差万別で、その人となりを観察するにはうってつけのゲームと言えます。
次に、これは前述した内容とも関連するのですが、『プレイする4人の距離が縮まる』という点です。ただでさえ打つ人の性格がよく出るゲームを、長い時は数時間も4人でプレイし続ける訳ですから、嫌でもお互いの理解は進みますし、普段の会話では分からなかった性格が垣間見えることもあります。会社の接待で取引先と麻雀をするという話はよく聞きますが、そう言ったところが今も昔も重宝されているのでしょう。
最後に、これを読んで麻雀を覚えたいという方は、ルールブックを買ってきて読むのではなく、ネットやアプリの無料ゲームなどでとりあえず遊んでみる事をお勧めします。『習うより慣れよ』という言葉もあるように、まず遊んでみて麻雀の楽しさを味わうことが大切です。難しい役や点数計算を覚えるのは後でも構いません。そしてコンピューター相手のプレイに飽きたら、実際に周りの人を誘って麻雀を打ってみるとよいでしょう。
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