鍋の季節が終わり気温がぐんぐん高くなってくると、焼肉や焼きそば、お好み焼きといった鉄板料理が無性に食べたくなってきます。
我が家でも時々晩御飯にお好み焼きを食べるのですが、それを作るのは主に私の仕事です。学生時代に京都出身の友人から作り方を教わり、それにアレンジを加えて自分なりのレシピを完成させました。ですから我が家のお好み焼きは『関西風お好み焼き』です。
その作り方ですが、まずキャベツ1玉~1.5玉を1センチ角くらいに刻んで大きめの鍋やボウルに入れます。次に別のボウルに小麦粉と水とダシを入れてよく混ぜてタネを作ります。この時、タネは水分を少なく固めに作ることと、キャベツに対して1/4以下の量に抑えることが重要です。あくまでタネはキャベツのつなぎ、くらいの感覚がちょうどいいと思います。さらにタネにすりおろした山芋1/2本、卵適量、天かす一袋を入れてよく混ぜます。小麦粉だけでもタネはできますが、やはり山芋を入れた方がサックリふっくらと仕上がります。また卵の量はお好み焼き一枚につき1個くらいが目安です。そして焼く直前にキャベツとタネを大鍋で混ぜ合わせます。早くから混ぜてしまうと、キャベツから水が出てしまうので気をつけましょう。
さていよいよ焼き始めます。まずホットプレートの温度は200℃くらいを目安に設定します。おたまでタネを鉄板に落とす際は、ひっくり返すことも考慮して、大きすぎないようにしましょう。落としたタネの上に豚バラを2枚ほど乗せて、しばらく待ちます。タネの縁が固まりだしたらひっくり返す合図です。躊躇せず、思い切ってひっくり返した方が結果的にはうまくいくようです。またひっくり返した後、お好み焼きをコテで上から押さえる人をたまに見ますが、中の空気が抜けてふっくら仕上がらないのでできるだけ押さえないようにしましょう。その代わりに、箸などでお好み焼きの表面に数か所穴を開けます。こうすることで中の水分が抜け、中心が生焼けになるのを防ぎます。
あとは2、3回ひっくり返し、表面にお好み焼きソース、マヨネーズ、削り節をかければ完成です。アレンジとしては、お好みでイカを入れてイカ玉、エビを入れてエビ玉にしたり、青ネギをたくさん入れてネギ焼きにしたり、ゆで麺を乗せてモダン焼きにするのもよいでしょう。
暑い時に逆に熱いものを食べて暑気を払う、というのは昔からの知恵ですが、夏場に汗びっしょりになりながらお好み焼きを食べるというのもなかなか良いものです。キンキンに冷えたビールが最高に合いますよ。
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