先日、久しぶりに晩御飯でカレーを作りました。普段は家で晩御飯を作ることはあまりないのですが、以前カレーを作って家族に振る舞ったところ意外に好評で、それ以来、我が家ではカレーは私が作ると決まっています。
学生時代に一人暮らしをしていて、その頃からあれこれ試作とマイナーチェンジを重ねて最終的に現在の作り方に落ち着きました。これから作り方を簡単にご紹介します。ただし細かい分量は、いつも量らず適当に作っているため書いてありません。あしからず。
まず仕込みは前日から行います。ヨーグルト、赤ワイン、玉ねぎ、キウイをミキサーでペーストにし、それに大きめに切った牛スジ肉を入れ一晩漬けます。こうすることで牛スジの臭みがとれ、肉質が柔らかくなります。また肉に牛スジを使う理由は、長時間煮込んでもパサつかず、うまみが強いからです。
次に玉ねぎを3、4個スライスしてフライパンでじっくり炒め、いわゆる『あめ色玉ねぎ』を作ります。この時、前もってスライスした玉ねぎに塩を振り水気を抜いておくと、炒める時間をかなり短縮できます。
2日目。鍋でおろしショウガ、おろしニンニクを炒めて香りを立たせ、そこに牛スジをペーストごと入れ、水、あめ色玉ねぎ、デミグラスソース(缶詰)を加えて2時間煮込みます。この時、アクがたくさん出るのでこまめに取り除きます。
牛スジが柔らかくなったら、ジャガイモ、ニンジン、マッシュルームを入れてさらに15分煮込みます。野菜に火が通ったら火を止めカレールーを入れ、さらに香りと辛さを上げるため、ルーとは別にカレー粉、ターメリック、クミンを入れます。ルーが溶け切ったら鍋をコンロから上げ、そのまま最低でも30分以上寝かせます。こうすることで、野菜にカレーが染み込み、一晩寝かせたようなコクとまろやかさが出てきます。
あとは食事の際に温め直せばカレーの完成です。付け合せは、定番の福神漬けやらっきょう、他にはコールスローやマッシュポテトなどもよく合います。
以上が私のカレーの作り方ですが、「そこまで時間をかけられない」という人は、①デミグラスソースを入れる、②ルーとは別にカレー粉などスパイスを入れる、③ルーを溶かしたら火を止め30分以上寝かせる、この三つの工程を行うだけで味が格段に変わってきます。機会があったら、ぜひ試してみてください。
K.K
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名無しのあん (水曜日, 18 5月 2016 16:23)
読んでいるだけで、カレーが頭に浮かび離れなくなり、食べてみたいです。自分で作るのではなく、あなたのカレーを食べたいです。手の込んだカレーができそうもないので、今夜は自分流のカレーを少し手を加えて作ってみますか
ろくろ (金曜日, 10 6月 2016 22:42)
キウイと牛スジ、お肉を柔らかくできますよね。私は生のキウイ苦手ですけど(笑)
手の込んだカレーって大変ですが、達成感ありますし食べて「おいしい」って言われちゃうとまた、作りたくなりますよねー
加齢にはカレーが美容的効果もあるので(牛スジからのコラーゲン)等々
以前は私もスパイス色々試しましたが、S&Bの業務用に落ち着きました。
玉ねぎ炒めるの大変ですよね、こればかりは手動だと思います。手間かけて愛情込める作業なので。
ラジオ聞いて思ったんですがここの家でカレーって色んなアレンジできるから面白い食材と思います。
最後に…カレーは未知の世界であり決まった味は存在しない!以上!