安保法案「安全保障関連法案」について考えてみた ②

■安保法案を『違憲だ!違憲だ!』と流行りのように叫ぶのはいかがなものか…?

最近、イスラム国のテロ中心のニュースが多いので、あまり取り上げなくなった話題ですが、一応前回の続きを書いたのでブログにアップしようと思います。

まぁ近いうちに再加熱する問題ですので…

 

現在〝安保法案〟に対し、いろんな意見がありますが、日本は民主主義国家ですので当然だと思います。

しかし、ただ雰囲気に流され批判し、意味も分からず文句を言い、お祭り気分でデモに参加。

さらに「私は頭いいですよ」的な〝どや顏〟でインタビューに答えたり、歌ったりしているデモ発起人軍団代表の大学生辺りには何かイラッときます。

私も戦争などは反対ですが、国内に攻め込まれたら、否応なくそこは火の海です。

そうならないためには、やはり自国を護る軍隊(戦力の強化)は必要なのでは?

子を持つ親がよく心配している事ですが、「軍隊を持ったら即徴兵制・即戦争」とか…

そうではないと思います。

牽制という意味では強固な軍隊は必要であり、むしろ「戦争をしないための軍隊保持」だと私は思いますが… 一般的なイメージとは違うかもしれません。

「安保法案は『違憲』なんざます!」とかそこらのおばちゃんが言うと、活用法を間違った流行言を適当に言っている様に聞こえ、自分の中に偏見が芽生えてきます…

(偏ったニュースみて全部うのみにして吠えるな)

 

まず、よく耳にする批判対象である憲法9条ですが、そこら辺の認識を考えてみましょう。

日本国憲法には〝大前提〟があり、その大前提を守るために9条も含め、100以上の条文がります。

で、その前提の一部分がこれ↓

 

われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる

 

意味分からん、面倒くさっ!(わかりやすい言葉にかえて国民に発信しろよ)

…まぁ要するに

『すべての国は(日本も含め)対等関係にあり、互いに思いやる責務がありますよ』

みたいな感じですね。

つまり、日本も国際連合の一員として、ルールに従って行動しないといけません。

そのルールですが、〝国連憲章〟にはこう書いてあります。

7章の「平和に対する脅威、平和の破壊及び侵略行為に関する行動」の51条に

 

この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。この自衛権の行使に当って加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。また、この措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持または回復のために必要と認める行動をいつでもとるこの憲章に基づく権能及び責任に対しては、いかなる影響も及ぼすものではない(国連憲章51)

 

と、「自衛権」にもろ触れていますが、また面倒くさい文章が長々と…

つまり『国際連合加盟国に対して集団的自衛権を認めますよ』ってことです。

もし攻撃されたら、自国を守るための自衛、つまり守るための戦争は起こせるのです。

 

改めて日本国憲法の9条を見てみましょう。

 

1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 

皆さんご存知の通り、憲法の9条は第二次世界大戦で負けた日本が、アメリカに占領統治されて、むりやり誓わされました。

まず1項は、「武力行使はしません」と言わされた訳です。

で、2項は「戦力は持ちません、交戦しません」と、またも言わされた訳です。

 

…何か〝国連憲章〟と矛盾してるんですけど…

 

話を戻します。

「安保法案は『違憲』なんです!」とか言いますが、そもそも、「違憲」がどうとか言いたいのなら、92項は違憲(国連憲章違反)です。

日本は、とっくの昔に国連憲章違反しています (9条の1項はいいとして、2項はどう見ても違憲だろ!)

なぜなら「自衛隊」が存在するからです。

完全に「武力(戦力)をもった軍隊」同様です。

「武力(戦力)をもった軍隊」がダメなのに、自衛隊は戦闘機やミサイルといった武力をたくさん持っているからです。

しかし、そもそも9条の2項が(あえて言うなら)間違っている、または守る必要はないと私は考えるので、自衛隊は有りだと個人的には思います。

ですが、もし世論も自衛隊は必要だから批判しないのだとしたら、それはもう「軍隊が必要である」と認めているようなものではないでしょうか?

 

さあ良い子の皆さん、安保法案に対して批判があるなら、自衛隊の存在も批判しましょう。

自衛隊の方が先に「違憲」な訳ですから、まずそっちから解決すべき問題が、何だかなぁなぁになってますな。

以前からある問題を先のばす日本人の得意技ですね。

さあ安保法案反対の人たち、以前からあるはずの「違憲」にも文句言いましょう。

っていうか言えよ!

それをそっちのけで、安保法案も自衛隊も同じ位置づけなのに世論に流されギャアギャアと…

「うるせえよ!社会批判・政治批判ブームのミーハーどもが!」

…と心の中で思いつつ、一応大人ですので口には出しません。

 

私も政治家は好きではありませんが、首相の安保法案を反対の人たちによる全否定(いじめ)に近い今回の騒動、何か違うんじゃありませんか?

少なくとも現首相は国を憂いていますよ。未来を考えていますよ。

もしもそんな人が、後世で「間違った判断をした」と言われたとしても、仕方がないと私は考えます。未来は誰にも分からないのだから…

少なくとも、国を憂い、未来を本気で考えている政治家、もしくは一般人が私は好きです。

だから流行りではなく、きちんと自分の考え、理由をもってして今回の法案を批判する人には文句はありません。

 

私も偏った文章を書いてしまいましたが、要は自分で考えることをせずに、流行りに乗っかっているだけの人が嫌いなだけです。

ひまわり工房へのお問合せ

石川県小松市園町ハ36番地1

小松織物会館1F

 

ひまわり工房

 

TEL:0761-24-3313

 

月曜日~金曜日

9:00~17:15

 

お問合わせはこちらから