発熱と白血球減少

 怖いもので、息子は吐き気やふらつきなどの目に見える副作用はほとんどないのですが、38.0℃以上の発熱を解熱剤の点滴で下げる日々が続いています。

 白血球数も通常2970~9130/μLあるのが、息子は50です。感染に対して、全く無抵抗な状態になっています。便所と同居の個室に閉じ込められても仕方がありません。毎日、白血球の輸血をしていますが、これから1週間で通常値まで上がるのでしょうか。

 そのうえ、首や背中、スキンヘッドに発疹やかゆみなどの症状が出て、皮膚科の受診を受け(先生と看護師さんが病室まで来て下さった)、薬を出してもらったのですが、一向に治る気配はありません。

 「38度以上の発熱が無くて、白血球数が基準値に戻っていれば、9月4日(金)に退院」というのは絵に描いた餅か?

 昨日、8月26日(水)は、500円アップの特別食で、ウナギのかば焼をお願いしてありました。息子はウナギが大好きです。病院のウナギはスーパーで売ってる硬いうなぎとは違い、ウナギ屋さんで食べるのみたいなサクサクで温かいうなぎです。特別食にウナギが出る日は、ほとんど必ず頼んで、食べていた息子ですが、その日は、「やっぱり美味い」と言いながら、ウナギは食べても、ご飯などはほとんど残してしまいました。食後、「悪いけんど、売店でチョコモナカジャンボば買ってきてけろ」という息子に、「へえ、喜んで!」と答え、買ってくると、やはり「美味い」と言いながら、半分は残してしまいました。息子の食べるのを見るのが嬉しい私にはちょっとショックでした。

 母の部屋へ行くと、ベッドの手すりにつかまって移動中でした。やっと歩いているという感じです。机には杖が立て掛けてありました。母は「今日は病棟を3周してきたよ」って言いましたが、シャキッと歩いているのではなく、杖を手に壁にもたれて歩いているのだなと思いました。それでも、ベッドに寝たきりだった1ヶ月間に比べれば格段の進歩です。

 土日に可能かもしれないという母の外出についての話は、まだ先生からありません。許可が出たら、母はどんなに喜ぶだろうか。季節も良くなってきたので、景色のいいところでお弁当を食べるのもいいかもしれないし、一度能登の家に帰ってみるのもいいかもしれません。

 母は退院したらウイッグが欲しいと言うので、ネットで調べたら、7万~25万までありました。ネットで見る限りでは、どう違うのかよく分かりません。息子にそのことを話すと、「着け心地とか通気性とかが違うんじゃない?俺のニット帽も、最初アルペンで買ってきてもらったのと、後からネットで買ってもらった医療用のとは全然違ったもん」と言ってました。じゃあよく調べて、母には良いモノを買ってあげなければ。

 いつになるか分かりませんが、とにかく2人の退院に向けての準備。       俊

ひまわり工房へのお問合せ

石川県小松市園町ハ36番地1

小松織物会館1F

 

ひまわり工房

 

TEL:0761-24-3313

 

月曜日~金曜日

9:00~17:15

 

お問合わせはこちらから