これまで、次男が悪性リンパ腫と診断され、6サイクルの抗がん剤治療を終え、造血幹細胞の自家移植をするための抗がん剤治療を始めることになったことと、義母が白血病になり、やはり抗がん剤治療を始めたことを書きました。
母は、もともと心臓が弱く、抗がん剤も少なめに使っているのですが、突如血圧が急降下してぐったりとなってしまったり、心臓がじくじくと痛むことがあります。そのたび、義母は「もう、さよならやわ」というのですが、お医者さんが輸血をしたり、強心剤を点滴したりしてくれてまた少し元気になって、食事もできるようになる、というのを繰り返しています。ただ、血液の値は着々とよくなっています。
息子の治療はといえば、いよいよ秒読みの段階に入ってきました。
8月6・7日、自家抹消血幹細胞採取。
成分献血をしたことのある方ならご存知でしょうが、息子の体からある程度の量の血液を遠心分離器の付いた冷蔵庫大の機械に取り入れ、造血幹細胞の入った成分だけを取り出して残った血液を息子の体内に戻す。これを日に数十回繰り返し、2日間行う。
8日、一時退院(4回目)。
14日、再入院。
17日、LEED療法(大量化学療法)。
これがきつい!・・・らしい。CHOEP療法同様、薬の頭文字を取った抗がん剤治療らしいのですが、血液(赤血球、白血球、リンパ球)を全くゼロの状態にしてしまう治療らしい。当然、免疫も抵抗力も全くゼロになってしまうので、クリーンルーム{無菌室}に入り、外部からの菌やカビが絶対入らない状態を作り出す。感染が最も怖いそうです。副作用も半端でなく、これまでの副作用に加え、発熱(38.0℃以上)、悪寒、発汗、咳、黄色の痰、のどの痛み、軟便、下痢、排尿時痛、頻尿、血尿、歯ぐきの腫れ、出血などが加わるそうです。
21日、自家移植。
採取してあった造血幹細胞の含まれた液の凍った物を、病室で解凍し、点滴で入れるらしいです。解凍に時間がかかるが、点滴はあっという間に終わるそうです。1~2週間で移植した造血幹細胞が正常な血液を作り・・・實解すれば・・・
9月4日、退院。
という日程です。
11月、長男がバリ島で結婚式を挙げるので、19~23日、私、連れ合い、次男の3人でバリへ行く計画をしているのですが(長男は二人で別日程でバリを楽しみ、結婚式の日だけ、向こう様のご家族を加え、同一行動になる)、主治医の先生は「O.K.」とおっしゃってくれています。動物好きの次男はバリ動物園へ行きたいと言っています。これも治療に耐えるための一助になってくれればと思っています。
以上、「息子も母も血液のガンに」を一旦、完結とします。 俊
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たいやき (火曜日, 04 8月 2015 09:52)
数々の治療につきまとう副作用、次男さんはすごくつらい入院生活を送ってきたのですね。次男さんよく頑張りましたね。
いや、まだ終わっていませんでしたね。9月の退院まで治療がうまくいくよう願っています。
義母さんも無事治りますように
俊 (土曜日, 08 8月 2015 10:14)
ありがとうございます。
昨日で2日間の造血幹細胞採取を終わり(予想以上にしんどかったらしいです。すごく太い針を脚の付け根に入れられて、足を引きずって歩いていました。)、今日、一旦退院です。来週の金曜日にはまた入院です。今度は大量化学療法。家にいる1週間は羽根を伸ばせてやりたいと思っています。
おかん (火曜日, 11 8月 2015 08:32)
ご長男さん、ご婚約おめでとうございます(^^
お二人ともが、つらい治療を乗り越えて、
笑顔で結婚式に出席できますよう心より祈ってます。
暑い日が続きますが、俊さんも奥様もご自身のお身体も
ご自愛くださいませ。
きっと、大丈夫です!私はそう信じています!!!
俊 (水曜日, 12 8月 2015 19:15)
8時間も飛行機に乗って、何しとればいいんやと思っていたのですが、飲み放題と聞いて、治療方針は決定。『飲み放題!』