『美味しい〝果実〟を実らせる最適な時期とは…?』
前回、『ヴィジュアライズ(未来の視覚化)』についての話を「美味しい果実を実らせる方法」に例えて考えてみました。
今回はその方法を、より実現に近づけるための付け足しになります。
とりあえず、前回の復習です。
①「土への種まき」=「視覚化」(目で見た様に、ハッキリ未来をイメージする)
②「光合成させ芽が出る」=「信念」(陰ることのない断固たる意志が芽生えます)
③「水やり」=「実感」(努力は実を結びます。きちんと芽に水を与えましましょう
④「丁寧な除草・害虫駆除」=「疑い・猜疑心の削除」(諦めを切り捨てる)
以上の①+②+③+④=〝未来で実を結ぶ人生の真理〟である…というものでした。
この方程式の①「目で見た様に、ハッキリ未来をイメージする」事により、後の②③④に繋がる訳ですが、もう一度「美味しい果実を実らせる方法」に例えて考えてみましょう。
この①の「土」ですが、これは「良い土壌」でなくてはなりません。
当たり前ですが、田植えや種まき、収穫にも良い土壌と時期の見定めが必要です。
これを間違えるとすべて無意味です。
「良い土壌」というのは、精神でいう所の潜在意識に当たります。
「種まきの時期」というのは、潜在意識へ視覚化した未来の想いを引き渡すタイミングのことです。
そのタイミングにより、潜在意識は①を受け入れやすくなります。
では、そのタイミングを教えましょう。
簡単に言うと、頭が〝ぼんやりしている時〟です。
具体的に言うと体が最もリラックスしている時、つまり睡眠中、または睡眠前等が最適です。
誰でも経験はあると思いますが、体が本当にリラックスしている時は眠くなってきます。
そして、頭がぼんやりしきます。
その時こそ種をまくべきタイミングなのです。
種まきの(想い描く)時間は1分くらい、もしくは数十秒でも構いません。
潜在意識は①を受け入れやすくなっている状態ですので、これを実践出来ればOKです。
あまり理屈っぽく考える必要はありませんが、一応説明します(長くなるので、別に理屈を知らなくてよいという人は下記を読まなくても結構です)。
まず、潜在意識への願望や想いの引き渡しというのは、こう言っては何ですが最初は「単なる妄想」です(引き渡される過程の初期段階ですが)。
つまり現実ではありません、当たり前です。
ですがその理想がないと、潜在意識へ引き渡されるモノ自体が存在しないので、とりあえず想い描きましょう。
これが①でまかれる前の「種」になります。
そしてしつこい様ですが、その「種」をまくべき土壌が潜在意識になります。
さらにしつこい様ですが、その土壌へ種まきするタイミング(引き渡しやすい時)が、睡眠中、睡眠前なのです。
で、理由…というか、皆さんにも思い当たる節があると思いますが、眠る前にたまたま目にしたり聞いたりした情報が、意識的、無意識的かは分かりませんが、その人にとって何となく気になっている情報である場合、「夢」となって精神の中で具現化(と言わせてもらいます)されます。
例外を除いて、睡眠中は大抵それを現実の世界と混同します。
そして、ハッキリ目が覚めた時「何だ、夢か…」と思います。
「夢で良かった」と思う悪夢もありますが、中には「現実なら良かったのに」という良性の夢もある筈です(悪夢しかない人は重度の病気です。お医者さんへ急ぎましょう…)。
この「(良性の物理的可能な)夢」を、実現出来ると信じ、疑わない人は素晴らしい「種」を作る能力に長けています。
話を本題へ戻します。
〝潜在意識へ引き渡しやすい時〟ですが、そもそも情報(思い)が「夢」となって具現化されるのは、その人が少なくともそれを現実であると〝思い込みやすい時〟です。
ですので、もう結論は出ています(以下結論↓)。
『願望を睡眠前に想い描き、その想いが強ければ、自然と「夢」となって脳へダウンロードされます。
つまり〝睡眠中・睡眠前の現実と混同しやすく、思い込みやすい状態の時〟=〝潜在意識へ引き渡しやすい時〟です。
ですので、どんな人でも潜在意識へ想いを引き渡しやすい(思い込みやすい)タイミングは存在するのです。
それこそが、種まきのタイミングです。』
と言う訳で、誰でも引き渡しは可能です(以上、一応説明でした)。
引き渡し出来た時点で、単なる理想から「強力な(想い)込み」へと変化しています。
強力な「近未来こうなるに違いない」的な思い込み(理想)の潜在意識への引き渡しは、自然とその方向へと動いてしまい、誘ってくれます。
それが、①②③④とも繋がっていくのです。
上記で「眠る前にたまたま目にしたり聞いたりした情報が〝何となく気になっている事〟である場合、「夢」となって精神の中で具現化される」と書きましたが、これが何となくではなく〝すごく気になっている事〟もしくは〝すごく大事な事〟である場合、高確率で「夢」に反映されます。
心の底から欲するモノであれば、この〝すごく気になっている事〟に該当します。
真剣に、出来るだけ具体的にイメージしてください。
簡単な例えですが、「こんな車が欲しい」とか「こんな人間になりたい」等の理想があり、それがハッキリしているなら、就寝前に欲しい車の写真を見て、その車に乗っている自分を想像(妄想)して下さい。
また、理想の未来の自分の姿を想像(妄想)して下さい。
それが潜在意識へと引き渡されたなら、必ず無意識にでも理想に向かって行動してしまいます。
想像というより〝妄想〟のほうが貪欲そうな感じがするので、より良いでしょう。
そして、その妄想を具体的にイメージし、潜在意識へ引き渡された時、その合図の様に体が「ぶるっ」とします(ついでによだれも出たらよりgood)。
その瞬間、妄想を明確にイメージし、潜在意識へと引き渡された証拠です。
潜在意識へと引き渡された妄想への執着・欲求・渇望は、自分でも驚くほどの力が湧いてきます。
理想(妄想への執着・欲求・渇望)に心身ともに侵された時、人はとにかく動かずにはいられません。
動かない方がストレスとなります。
そうなったなら、石橋を叩いている暇すら惜しくなり、先に先にと進みたくなるため、必ずいっぱい失敗します。
ですが誰でもそうなので、失敗の後悔はあまり引きずらないよう心掛け、一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる…それを繰り返しましょう。
その状態がいつか必ず美味しい果実を実らせます。
少なくとも、何かしら大きな達成感を感じた人は、必ずこれを経験しています。
とりあえず本気で動き出したなら、例えバカでもバカなりに色々考える様になっていきます。
ですので、バカな私はとりあえずあることを目指し、一年目から行動しています。
日々失敗だらけで後悔ばっかりしています。
でも、やめられないとまらない…かっぱえびせんです。
「理想と現実は違う」だの「青臭い妄想は無意味」などと、グチグチ言って動く気すら無い頭デッカチなヤツはほっといて、とりあえず動き出しましょう。
『考えるだけの天才より 行動する馬鹿が勝つ‼』
~アル・ボーエン(『ARMS』より)~
~(8)へ続く~
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