考え方を変えてくれた本（１）

『人には幸運を引き寄せる〝磁場〟がある』

人には幸運を引き寄せる〝磁場〟があるとの事ですが、その〝磁場〟を発生させる方法です。

一生の中で、誰もが「成功・失敗」「希望・挫折」などの浮き沈みがあります。

そして、中にはマイナス思考の人もたくさんいます（私もその一人でした…）。

しかしその考え方は誰に決められたモノでもないし、決まっている事でもありません。

強いて言えば、〝自分自身で決めている〟のです。

プラス思考の人でも必ず辛いときや、悲しいときはあります。

しかし不幸とは思わないのです（落ち込みはするでしょうが…）。

それはなぜか？答えは単純です。

思わなくていい事を何となく知っているからです。

当たり前の事の様ですが、私は「思わなくていい」と本に書いてあっただけで目から鱗が落ちました。

私は心のどこかで辛いときは〝辛い〟と思うのが当たり前で、他に考えようがないと思い込んでいました。

自分の立ち位置を自分で選ぶ権利は誰にでもあります。

今まさに苦にさいなまれている人は、傷心するのは当然ですが、「何で自分ばっかり…死にたい」と思う人と「必ず生きていれば笑える日が来る」と思う人がいます。

その差は歴然で、決定的に違います。

この本によると、「前向きに考える事が幸運を引き寄せる」のだそうです。

ですので、私はこの本を読んでからマイナス思考になりそうな時は、無理やり上を向くように努めました。

すると景色が違ってきます。

実際の話ですが、私は趣味？で日本画と音楽を長年続けています（自分では芸術家気取りです）。

最近、とある事から「曲を数曲作って欲しい」と依頼がありました。

私の場合作曲は簡単ではなく、それなりのインスピレーションが必要です（やっつけ仕事で出来る人もいますが…）

以前の私は鬱っぽい日が多かったのですが、そんな日は何もする気が起きません。

当然インスピレーションも湧きません。

しかし、「今日は元気な日だ！」と日々自分で決め付ける事に決めました。

すると、「今日は元気な日だから音楽を聴いて絵を描こう」と（無理やり）思うのです。

すると何と、面白いくらい気分が変わる事に気が付きました（本当は鬱っぽかった反動で、むしろ軽い興奮状態になりました）。

するとインスピレーションが湧き、曲のアイデアも浮かんでくるのです。

つまり、【今日は元気な日だ！と決めつける】→【行動する意欲が出る】→【インスピレーションが湧く】→【アイデアが浮かぶ】→【創作に繋がる】といった方程式が成り立ちました。

『人には幸運を引き寄せる〝磁場〟がある』についてですが、少なくとも私はそうなりました。

創作意欲を感じ、アイデアが浮かぶのは本当に〝幸運〟です（基本なかなか浮かばないので…）。

私の場合「アイデアが浮かぶ（幸運）」というのは、空から降ってくる感覚に近いです。

今までの私は、その降ってきた幸運をキャッチできず地面に落とし、たくさん破損していました。

しかし今回幸運をつかみやすい位置まで引き寄せた、つまり磁場を発生させたのはポジティブに考える努力をした私自身です。

これは『潜在意識』と言うものが、良いことに連なるチャンスをつかむよう働きかける法則だそうです。

大したことじゃなく思うかもしれませんが、私にとっては大きなことなのです。

そして、これからもまだまだ何か〝幸運〟があるという「根拠のない実感」があります（不思議ですが…）。

ですが、人生の中でこれからまだまだ辛いこともたくさんあるはずです。

しかしこれからは、そんな時こそ笑おうと思います。

本当に強い人間は〝辛いときこそ笑う〟のだそうです。

きっとそれが『潜在意識』働きかけ、良いことに連なることを無意識に知っているのでしょう。

そして事に決着がついたその時は、どんな形にせよ後悔ではなく納得できる答えが見つけられる気がします。

昔の人は言いました、「笑う門には福来る」、その通りなのです。

 

～（２）へ続く～