もう私のタイトルは気にしたら負けな気がする当人です。
でも郷土料理ってどこまでの地域の人が食べているのか?って気になりませんか?
今の私がちょうどそうですね。
ちなみに今日の話題は、加賀市南部では食べるそうですが、金沢では食べないらしい。そんな郷土料理のお話と世間話のお話です。
今日は久しぶりに地元のお魚屋さんに行ってきました。
かなりご無沙汰していたんですが、小さな町のお魚屋さんなだけあって、よく私のことを知っている奥さんなので、話が盛り上げりました。
最近はバタバタして、町の人と話す機会が減っていたので、いい機会かな?と。
また町内のおじいちゃん、おばあちゃんのところを回っていろいろ話をききたいと思いました。
町内のおじいちゃん、おばあちゃんは基本長生きなんで、話を聞くのは楽しいです。昔の話から、町の話、噂話がすきなおばあちゃんたちだから、あそこの夫婦の赤ちゃん生まれたとか、逆に別れたとか。いろいろ詳しいので聞いていて楽しいです。
私は基本、似たような年齢の方と話すのは苦手です。年上の人とか、すっごい下の子とかは好きなんですが。
年上の方との会話は、いろいろ人生積んでいるだけあって興味深く、同年代の子と恋愛がなんだかんだ、そんな話するよりもずっとずっと私は好きです。
さて、今日魚屋さんに行ったのは、もちろん魚を買うためです。
普段は自宅で作る料理を、たまには魚屋さんが作ったのを食べたくなったんです。
やはり、自分で作るよりお値段が割高ですが、でもお昼ご飯に味見をしたら、やっぱりおいしい。塩加減が絶妙です。
なにを買ってきたかというと、地元の郷土料理の“浜煎り”。
魚を塩水で煮たものです。いうならば魚の塩煮?
ネットで調べたらメギスの浜煎りがヒットしますが、私のところでは、ハタハタやあから、ベタ(カレイの小さいの)でもつくります。
大体この4種が地元の魚屋さんでも並ぶと思います。
金沢の友人に話したら、生臭くない?と言われたけど、全然。
塩味がいい感じです。
昔、海水で魚を煮て食べたことから、始まったようなのですが、作り方は簡単。
鍋に海水と同じくらいの塩水を入れて(3%の塩を入れるといいらしいです。)、煮るだけ。
煮れたら水をすて、もう一度火にかけ、水分を飛ばします。これで完成。
塩が多いと魚は身が締まって固くなります。塩が少ないと、ほかほかな感じでふわっと仕上がります。この時、鍋にクッキングシートを引いてから魚を入れて煮ると、鍋にくっつかず、煮上がってから、クッキングシートごと魚を取り出し、お皿に移す時に、クッキングシートをとると身も崩れません。
家では、メギスは頭を落とし内臓を取り出して、ハタハタも同様、あからはそのまま、ベタも頭と内臓を取って煮ます。
美味しいですよー。
塩味が薄かったら、醤油やレモン汁、ポン酢なんかをつけると、余計生臭くないかもしれません。
そんな感じなんですが、もちろん家で作ると簡単に塩味がうまくいくはずがなく、やっぱりお店はすごいな。と。
久しぶりに奥さんの顔も見れたし、世間話も出来たし、スーパーでお魚を買うのよりお値段はかかりますが、やっぱり町のお店はいいな。と思いました。
ANN
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