さてさて、今回は真面目に語って見ますよ。
堅苦しいのでいやな方は、右上の×印を連打連打連打ですよー。
教科書(心の健康と病理)を読んでいて、興味を持った部分について語ろうとおもいます。
ブレーメンの音楽隊はグリム童話の一つですが、読んだことはありますか?
私はロバが盗賊を追い出した。というあいまいな印象でした。
ヒヒーンバウバウコケコッコーのイメージ。
この本では、高齢者の生き方やリハビリテーションの一面をもっているのでは?と語っています。
高齢で若いころの力を喪失したロバは社会的に捨てられます。
そこから物語は始まります。
同じような動物たちは集まり、同じような理由で捨てられても、動物たちは悲観せず、音楽隊を作り、今でいう自助グループをつくりました。
動物たちは自分たちの回復を望むのではなく、今のままでよりよい生活をと頑張る、まるでグループホームのような生活を送るのです。
さて、ここからは私の考えですが。
確かに高齢者の生き方に見合うところがあるな。と思いました。
なんらかの理由があり、ホームに入らざる負えない高齢者は多いはずです。
老人ホームの部屋が空くのを待っている人が多いのがそれを表していると思います。
捨てる、というのはいい言葉ではないと思いますが、若いころの力はどうしても喪失してしまいます。
あの頃のように動けない。
これは仕方のないことのように思えます。
しかし、その場合2つの考え方があると私は思うのです。
ああ。自分はもうだめだと思うか。年を重ねることを楽しむか。
きっと動物たちは後者だったのでしょう。
年を重ねることはいいことよ。とは私の大好きな絵本作家さんの言葉です。
今までと同じことができなくなっても、その代りできるようなことが増える。
仕事ができなくなっても、ゆっくりした時間を楽しめるようになります。
飲み会に出なくなっても、近所の方とお茶会を楽しめるようになるかもしれません。
私はまだ若輩者でまだまだ生きてきた年数が高齢者とは全然違いますが、祖母と話しいたりするとふんわりとそんなことを思います。
祖母は昔から足が悪く歩くスピードが遅かったですが、一生懸命歩いていました。
しかし今は車いすです。
老人ホームに入るのをきっかけで車いすに乗りました。
今では、前より速いスピードで移動ができます。
これも年を重ねた結果足が悪化し、歩けなくなったわけですが、祖母は私と同じスピードで動けることがうれしいそうです。
私はまだまだ高齢者ホームには縁遠いですが、祖母のように、施設に入っても、笑顔で過ごせるような心を持ちたいものです。
ANN
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ゆうき (金曜日, 31 1月 2014 15:07)
同感です。
「今までと同じことができなくなっても、
その代りできるようなことが増える。」
そんな現実を(老人ホームとは話しが別ですが)、
今現在ボクは身を持って体感しています。
昔のように明朗快活で口が手より先に動いていた過去より、
口では全く社会に適合できなくなっても働けているという今。
病気を患ってから年月を重ね、
コミュニケーション能力は著しく低下しましたが、
「働ける」という現在の方が
過去よりはるかに充実しています。
ANNさんのブログの内容とは
だいぶずれてしまいましたが、
「今のままでよりよい生活をと頑張る」という価値観は
ずっと持ち続けたいものです。