1ヶ月ほど前のニュースですが、おかしなニュースだったので紹介します。
中国製のアイロンの中からWi-fi※経由でコンピュータに侵入し、ウィルスに感染させるようにさせたチップが組み込まれているのがロシアのサンプトペテルブルグで発見されたそうです。この組み込まれたチップは半径200m以内で暗号キーなしで接続できるWi-fiを利用しているPCに侵入するように設計されていたそうです。
※Wi-fiとは無線LANの規格のことで、元々はノートパソコンのネットワーク使用を想定していましたが、現在は携帯電話、携帯ゲーム機などのネットワーク接続にも使われています。
以前レノボのPCのチップにバックドアが仕込まれていたニュースを紹介しましたが、今度は電化製品にクラック用のチップが組み込まれました。現在の日本で主流となっている無線LANのルータは大体のものが自動で暗号化されるようになっていると思いますが、暗号化されてない無線LANを使用している方もいると思いますので、一応注意すべきでしょう。(ちなみにパスワード設定のない無線LANを第3者が利用することは犯罪にはなりません)
このニュースではアイロン以外にも、車や携帯電話、カメラにも似たようなチップが組み込まれているのが見つかったとあり、専門家は「会社のネットワークに侵入し、スパムメールを送信することに使用されていたものでしょう」とコメントしています。
PCのチップならまだ分かるのですが、普通の電化製品にまでこういう事をすることを考えるとは思わなかったので、ニュースを見たときはかなり驚きました。こうなると中国製の電化製品にはこのようなものがある可能性を考えないといけなくなり、普通ならば基本的に安くても買おうとは思わなくなるはずなので、こんなことをして困るのは製品を作った会社自身になると思うのですが…。
やっぱり中国は何を考えてるかわからないです。
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