食に興味の薄い人間のアタシ。いっそマシンにでもなろうかと考えています

アタシはマシンになりたいよ

　人間には沢山の欲が有るわけですが、アタシはその欲に対して消極的というか、どうでもいい項目が人より多い気がします。

　先ず食欲です。厳密に言えば、食事に対して興味がありません。

「食事＝死なないようにする作業」という感覚が強く、できればアレコレ食べたりしたくありません。米なら米だけで生きられたら、こんなに楽なことは無いはずです。

しかし、家族がいるので料理はきちんと作ります。でもそれらを口に運んで～満腹になるまでの作業が非常に面倒なのです。作るだけで消耗し、食べる作業に労力を回したくないのです。かといって毎回外食できるほどの財力確保の為に仕事を増やしたくもありませんし、店舗への移動も面倒です。よって豆腐や蒟蒻など食料とみなしません。小さくて高カロリーこれがアタシの主食です。

　次に睡眠です。

よく「眠っている時が一番幸せ」というような言葉を耳にしますが、眠っている時の記憶が有る訳でもありません。そんなの死んでしまった方が早いんじゃないかと思います。起きて何かしたいから生きているのだとしたら、眠ることにも興味が湧きません。やることをやりつくして、眠ること以外にすることが無くなった時に、眠たければ眠る程度です。

※横になってダラダラ妄想したりするのは好きですが、何も感じない睡眠は嫌なので。

　特に言及しませんが、性欲もどうでもいいです。わざわざお金や時間を割いたり、ましてや相手の機嫌を伺ってまでは…と言った感じでしょうか。

　もしも将来、ロボトミー手術が可能になったら、まっさきに内蔵電池のようなものを入れたいです。一ヶ月に一度充電したり、電池パックを交換したりで生きていけるなら、是非とも今の胃袋と交換したいです。その次は、脳を休ませ、記憶を整理してくれるディスク？プログラム？みたいなもので、睡眠を１０分以内で終わらせられる様になったら、アタシは本当に幸せです。残りの余生を食べたり、寝たりするストレスから解放されるのだとしたら、例え、手術の弊害で寿命が１０～１５年縮んだとしても、充分に幸せだとも思えます。

　動く為に食べて、食べる為に動く、そして、その一連の動きを整理する為に眠る。

この不毛なサイクルから解放されるなら、メタリックなマシンでも幸せなのです。