原因も理由も解らない謎の不安感に襲われた。解決策はわかったし、避けて通りたい。

　ゆうきの日記６７

　昨日（正確に言えば一昨日）に、原因も理由も解らない謎の不安感に襲われた。「不安感」と一言で言っても辛さをいまいち伝えることが出来ないことがもどかしい。

　なにが「不安」なのか、自分でまったく解らない。不安がる要素などないのに、何か「不安」で、居ても立っても居られない。親や相談支援専門員の方に電話をするも繋がらずじまいで万事休すといった様相、どうしたらこの「怖い！動けない！」を解消すればよかったのか、いまでも解らない。

　今はまったく不安のない平凡な暮らしを送っている。ただ、昨日などは結局誰もつかまらなかったので、過去に処方して貰っていた「ワイパックス」錠を服用した。

　ワイパックスとは抗不安薬の代表格で、自分が過去にも同じように不安に襲われた時に良く効いたおくすりだ。今回もそのおくすりに頼ってしまったのだが、このおくすりは、どうも依存心が働くようで、なんてことない不安時にも服用してしまう「癖」がつくらしい。なにがいけないのかというと、だんだん効かなくなってきて、短時間に多量の摂取をすることがあるという。なんにせよ過度の服用は良くない。そういった理由から、怖くてワイパックスの服用は自粛していた。

　しかし、昨日、一昨日は別格。下手をすれば年単位で起こらなかったほどの強い不安感に襲われたのだ。そしてその理由がまったく解らない。原因が定かでない。ただ、とりあえず何か飲まないと、と思い、おそるおそる服用した。その後３０分ほどで不安感のピークが過ぎた。おくすりが良く効いたようで、それからはずっと横になって休んでいた。

　なにが原因でも理由でもいまさら困惑することはないかもしれない。ずっと身近にある疾病だったのだから。ただ、久々にパンチを食らってダウンしてしまっただけのこと。ワイパックスが効くこともまた実証されたし、おおもとが何なのかは置いといて、ただただおさまってよかった。今後、また不安感に襲われてもいいよう、ワイパックスには控えておいてもらわなければ、と思う。

ゆうき