今週は、ご当地グルメのニュースで面白いものがあったので、それについてです。
長崎県ではご当地B級グルメで「トルコライス」なるものがあるそうです。
どんな料理かというと、ピラフ、ナポリタン、デミグラスソースのかかった豚カツが一皿に盛り付けられた盛り合わせ料理だそうです。
このトルコライスをPRしようと3年前に長崎市では「トルコライスの日」を19世紀末のトルコ軍艦の遭難事故があり、その時の地元住民の救護によって両国の友好が始まったとされている9月16日に制定したそうです。が、今年の5月にトルコの料理人にこのトルコライスを紹介したところ、イスラム圏のトルコでは豚を食べるのはタブーで、トルコ料理にはない様式であったので、「イスラム圏では豚カツを食べない」など言われたそうで、7月頃に「母国はトルコライスに難色」と報道されたそうです。
この報道で話が大きくなったようで、トルコ大使館側から長崎市長に「事故の日は追悼の日だ」との指摘を受け、トルコライスの日は撤回されたそうです。
このニュースだと、「トルコライス」と呼ばれるようになったのは何故なのか良く分からないので、wikipediaで調べてみましたが、「トルコ起源料理説」、「トルコ架け橋説」、「トリコロール説」、「トルコ接頭語説」、「土耳古(とるこ)めし説」といろいろな説があるようで、初めて考案したと主張する店も多数あるため、長崎でメニューが誕生したようですが、命名も発祥となった店も不明とのことです。
しかも、実は長崎だけでなく大阪と神戸にもトルコライスと呼ばれるメニューがあるらしく、料理の内容もそれぞれ違っており、よく分からない状態になっています。
発祥等ははっきりしていませんが、長崎ではすっかり定着しているB級グルメのようなので、機会があれば食べてみたいです。
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