先日の帰り際、スタッフの方の【怒っている顔】を初めて見ました。
その時こともあろうか、私はクスクスと笑ってしまったのです。何度思い返しても失礼極まりない態度だったと今でも猛省しています。
憶測にすぎませんが、おそらく怒りの原因は私たち利用者の為を思い、尽力して下さった結果とおもわれ、ますますもって申し訳なさが増してしまいます。
しかし、その時の顔を思い出すと、不謹慎ですが今でも何かニヤニヤとしてしまうのです。
かつてはこんな私でも、仕事に燃え、熱く過ごしていました。上司や先輩との意見の食い違いから揉めにもめ、あわや取っ組み合いになりそうな事も何度かあったほどです。
しかし、今はヌルク生きています。
周りの人間も、私に頑張ることや熱くなることを強要しませんし、私自身も頑張らない様に、熱くならない様にと心がけています。ひまわりでも資格取得を目指していますが、1級などハードルの高いものは避け、広く浅く2級の資格を取る予定です。
そして、あわよくば「パソコン操作ができる」程度の条件で就職し、たとえ私が急に休んでも、誰も困らない程度の、価値の薄い従業員になれればと考えています。
そんな腑抜けの私に、先日のスタッフさんの【怒っている顔】は本当に久しぶりに目にした人間の表情で、どこか懐かしく、なによりとても眩しく映りました。
見た瞬間に、タイムスリップでもしたかのように、私の中にも熱が伝染して…
「ああ…私もこうゆう顔したことあったなぁ」と、おもわず笑ってしまったのです。
ここ、ひまわりでは資格取得がメインではありましたが、それ以外にも今回のように、健やかなる人の、健やかなる表情を見る事も…むしろそのことの方が、今の私には本当に必要なことなんだと痛感しました。
何かとても大切なパーツをまた一つ拾えた気がしました。
怒っていたスタッフさん。本当にごめんなさい。でも、有難うございました。
普段は笑顔がキュートな貴女ですが、怒っている顔も眩しいのです。
できれば隠すことなく、また見せていただければ…と願わずにはいられません。
コメントをお書きください