先日、ダイハツから新型「タント」が発売されました。
現在軽自動車市場でトップを走る「NBOX」の正式な競合車種となります。
そこで、具体的に両者がどう違うのか、比較してみようと思います。
並べてみると、外観はそう違わないような印象を受けます。タントはセンターにライトが装着されていて、夜などはタントの方が格好良く映るかもしれません。
フォグランプの位置なども両者ともに同じ位置。ヘッドライトも同様です。外観だけでは、どちらも甲乙つけがたい(似かよっている)ように思います。
タントはセンターメーターで、先代タントと同様の配置となっています。ただ、コラムシフトではなく、インパネシフトが採用され、これに関しては先代とはまったく異なる仕様です。また、タントのエアコンの形状は他社の軽のデザインと多少似ているかなといったところ。配置もセンターです。
NBOXはインパネシフトという点ではタントと同様ですが、エアコンはボタンで操作するタイプ。コンパクトにまとまっていて、室内空間をより広く見せる効果があるかもしれません。
●燃費性能
タントは先代から燃費性能を大幅に改善させています。数値は、リッターあたり28。これほどのサイズでこの燃費は、さすがダイハツといったところ。アイドリングストップの効果も大きいのだと思います。
NBOXは、リッターあたり24。若干物足りなさを感じる数字です。最善を尽くしていることは伝わってきますが、25をきると「燃費は良くない」という評価につながる気がします(軽ではリッター30オーバーが数種類存在するため)。ホンダらしく走りはパワフルなのですが、燃費を度外視したと言ってもいいのではないでしょうか。
燃費の面では、あきらかにタントに軍配が上がると思います。
●その他
タントは両側スライドドアで、かつピラーレス。これが、タントの最大の長所かもしれません。用途は様々。これを「いらない」という人はいないのでは。
総合的には、見た目は同等、性能・使い勝手はタントの勝ち、と言ったところでしょうか。どちらもいい車である事は間違いありません。あとは個人の好みによるのだろうと思います。
なにかの参考になれば幸いです。
ゆうき
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