「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」を観て

 昨夜、「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」という映画を観ました。内容としては、元引きこもりニートが就職したは良いが、そこはとんでもないブラック会社だったというものです。

そもそも、ブラック会社とは何ぞや?と思い観ていくうちにビックリしました。まさに私が以前勤めていた会社がブラック会社だったからです。

※ブラック会社

サービス残業が当たり前・パワハラ・セクハラ・社員の使い捨て・などなど黒い会社

 昨夜、「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」という映画を観ました。内容としては、元引きこもりニートが就職したは良いが、そこはとんでもないブラック会社だったというものです。

そもそも、ブラック会社とは何ぞや?と思い観ていくうちにビックリしました。まさに私が以前勤めていた会社がブラック会社だったからです。

※ブラック会社

サービス残業が当たり前・パワハラ・セクハラ・社員の使い捨て・などなど黒い会社

 

 私の勤めた運送会社は大手食品メーカーにトラックごと社員を派遣するいわゆる傭社で、私たちドライバーは、「今日から〇〇」と指示を受けて、指定先の会社の業務をこなすのです。

 いつも異動初日の朝礼では先輩が私を紹介するのですが

必ず「うちの女社員はセクハラOKです!」と言ってのけます。もちろん「OKじゃないでぇす^^」と言いますが、基本的に初日からセクハラにあいます。

そして「ハイこれヨロシクね!」と渡される紙には配送先が十数件つらねてあり、横には電話番号と地名が書かれています。↓↓↓例えばこんな感じで↓↓↓

朝一 富山

ジャスコ〇〇店~

電話番号

富山県内ジャスコ全店

電話番号

夜8時までに 門前

〇〇スーパー

電話番号

 

 ジャスコくらいならわかりそうですが、【朝一】とは開店前の事であり、ジャスコなら午前9時までに納品完了しなければなりません。その時の時刻は午前8時。現在地は野々市。

恐る恐る「高速は…」と言いかけると、「出ないよローカルじゃん♪急がないと間に合わないよぉ」だそうで。

そうなればもう…メチャメチャとばすしかありません。信号で止まったら反対車線を逆走して最前列に割り込んだり、歩道を走ってショートカットしたりして、コツコツ時間短縮。あとは祈りながら携帯でジャスコの場所を調べます。どうにかジャスコの納品を完了させ、他の店舗も探しつつ廻ります。しかし、最後の〇〇スーパーとは一体なんでしょう。

さすがに会社の仲間でも知らず、派遣先の事務員に電話をすると

「注文が留守電に入ってただけで俺も知らないからアンタのとこの社長に聞いてよ。能登出身でしょ?」とのこと。

 

しかし、社長は常に機嫌が悪い人でした。何故なら毎日パチンコで負けているからです。毎日毎日パチンコ屋にいるのです。給料もパチンコ屋に取りに行くのです。そんな社長でも極稀に機嫌の良いこともあるかもしれない。と、思い切って電話してみましたが

「アホォ!!おめぇの目と耳と口は何の為についとんのじゃ、ボケェ!!自分で探せ」

…私が、アホでボケだと教えてくれるだけでした。

入社したての頃、先輩と共謀して社長をやっつけようとしましたが、やっつけるどころか、フォークリフトで追い掛け回され、死ぬかと思ったので二度と逆らう気がおきません。

 

 半泣きに成りながら派出所やガソリンスタンド、コンビニなどで聞きながら場所を探し当て、やっと着いたのは午後7時50分。それでもある種の達成感をおぼえつつ、店に納品しようとトラックを降りてみると《本日休業》の看板。しかも商品は冷凍食品。置いていくわけにもいかず、翌日の仕事が一つ増えるわけです。

 

 9時過ぎに帰社すると、伝票整理や翌日の荷物の整理と積み込みが待っています。翌日の配送順を頭で考えながら順に積み込めば時間もかかります。気づけば毎日午前様。

そんな私の就業時間は午前8時~午後6時(実質は午前6時~午前1時)までですが、もちろん残業手当など付きません。

それどころか、A社が休みならB社へ、B社も休みならC社へと派遣されるので、1ヶ月無休なんて当たり前でした。長い時では半年間無休で働き続け、さすがの社長も「よくやったな!」と5000円の寸志を出してくれましたが、5000円という金額に逆に凹みました。

 

何度となく「今日は休もう」とか「こんな会社辞めてやる!」と思いましたが、遅刻や無断欠勤をした者は、見せしめとして倉庫の前で正座をさせられるので、できませんでした。いい歳した大人を正座させるのは、恥をかかすのも目的でしょうが、それ以上に正座をしている間の仕事を他の社員に割り振り、さらに迷惑をかけさせることで「自分のせいで、皆にまで迷惑をかけてしまった」と心理的に追い込むためです。

 

 私はこんな会社で、実に3年以上働き続けていました。円満に寿退社したのですが、時々社長や番頭さんから復帰のお誘いがあります。もちろん断っているのですが、それは体力に自信が無いだけで、内心では、またあの苦行ともいえる仕事に就いてみたい気持ちがあるから人間とは不思議です。

 辛い時こそ生を実感する。そんなところでしょうか?

 

 ちなみにブラック会社社長の口癖は

「仕事が楽しいなんてのは手ぇ抜いてる奴が言うセリフじゃボケェ!!」でした^^;

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コメント: 2
  • #1

    (木曜日, 12 9月 2013 18:05)

    花子さんのブログは、いつもスゴイ!

  • #2

    saunaマン (日曜日, 20 10月 2013 09:25)

    ひまわり花子さん、3年間も耐えられたのですね!
    健康にはくれぐれも気を付けてね

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