ｄｏｃｏｍｏのｉＰｈｏｎｅ、どっち？

　先日、ｄｏｃｏｍｏからｉＰｈｏｎｅが発売される、との報道があった。かなりの信用筋（日本経済新聞と朝日新聞の電子版、ＮＨＫのニュースサイト）からの情報だったため、「まず間違いない」と、関係者もユーザーも認識したはず。「ｉＰｈｏｎｅのｄｏｃｏｍｏ参入で、スマホ市場は大荒れになる」と自分も思っていた。

　しかし、６日に、ｄｏｃｏｍｏは「当社が発表した事実ではございません。また、現時点において、開示すべき決定した事実はございません」とコメントした。ようは、９月２０日販売開始予定の新型ｉＰｈｏｎｅは、ｄｏｃｏｍｏからは出ない、という事。これについても公式な発表は何もないが、日経新聞が「ドコモからの販売は見送りとなる公算」と報じ、ドコモの坪内副社長が「ドコモ側の態勢は整った」と述べ、「いつ出すかが問題」と発売を予期させるコメントを出している。新型ｉＰｈｏｎｅの発売直後の取り扱いはないと予想されるが、今後のｉＰｈｏｎｅ販売に意欲を見せている恰好だ。しかし、もしもｄｏｃｏｍｏがｉＰｈｏｎｅを販売すれば、今までの戦略の大幅な見直しが必要となり、一方でｉＰｈｏｎｅを販売しなければ、他社への流出が止まらないとなり、どちらを選択してもドコモには険しい道のりとなりそうだ。

　個人的には、正直なところｉＰｈｏｎｅが欲しい。自身のＰＣも音楽プレーヤーもＡｐｐｌｅ社のもの。ｉＴｕｎｅｓとの同期ひとつでケータイがＭａｃとｉＰｏｄを同時持ちできる環境になるし、そこに加えて通話までできてしまう。買わない要素は何もない。今現在はｄｏｃｏｍｏユーザーのひとりなので、ｉＰｈｏｎｅがでるなら機種変更をまず間違いなく行うだろう。

出すのか出さないのかも公表しないのは、守秘義務があるため。ということは、今現在、ｄｏｃｏｍｏとＡｐｐｌｅには守秘義務が発生していることになり、結果、ｄｏｃｏｍｏはｉＰｈｏｎｅを販売するということになる。早く出してほしいが、体制が整ってから発売に乗り出してほしいのも本音。価格やキャンペーン情報が気になる。副社長じゃないが、「あとは時期だけ」。楽しみだ。

ゆうき