石川県の妖怪たち
私たちの町、石川県にはどのような妖怪がいるのでしょうか・・・?
有名な物からそうで無い物まで、一部紹介したいと思います。
弘法大師(白山市)
弘法さんが釜清水に寄って「水を一杯くれ」と言ったところ、水がないのでわざわざきれいな水を汲みに行って出した。すると弘法さんは杖で地面を突き、そこから水が湧き出した。弘法さんはそれからニッサラ村へ行って「水を一杯くれ」と言った。洗い物をしていた女性が洗い物の水を授けた。その報いで水が出なくなったという。
アマメハギ(白山市河内町)
囲炉裏に足をつっこむと、アマメハギが来るといわれている。あるいは大根が割れるともいう。
絵馬の馬(白山市河内町)
9月30日の神送りの日に、神さんは八幡神社の絵馬の馬に乗って出雲へ行くという。10月末日の神迎えの日に帰ってくるのだが、この日にたらいに水を汲んでおいたら、水が濁っていた。馬が足を洗ってから氏神様に行ったのだという。
火取魔(加賀山中温泉)
道端に悪い狐が居て、蝋燭の火を取るというような話はさまざまな場所に残っている。石川県には、怪物の力で提灯の火が一時細くなるという言い伝えがあるという。
きつねの嫁取り(鳳至郡門前町)
山で火の玉が5,6個、一列になって動く。きつねの嫁取りという。1分ほどで消えてしまう。
オリヤ様(鳳至郡門前町)
崖の下の洞窟にオリヤ様という古狐が住んでいて、村人にお金や膳椀を貸してくれた。あるとき、皆月湾の小崎を丸くすると良い港になるといい、眷属の狐を何万も使って山の大岩を海に落とした。京都の本願寺にお参りの途中、正体を出してしまって犬か村人に殺され、オリヤ様は絶えた。
水クシ(鳳至郡能都町)
一人でイカ釣りに行くと水クシが乗ってきて舟に水を入れるので、行ってはいけない。海の行方不明は水クシがとったと言われる。
美優
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