夏用アイス・冬用アイス・季節ごとの美味しいアイスの選び方をまとめてみました

失敗しない?夏用アイスの選び方

 暑い夏といえば、やっぱりアイスです。そこで今回はアイスの簡単な説明と、夏用アイスの選び方を紹介させていただきます。

まずアイスの種類ですが、大まかに分けると

氷菓には殆ど乳脂肪分は入っておらず、いわゆる〝かき氷″と呼ばれるもので代表的な物にガリガリ君などがあります。

ラクトアイス、アイスクリームはジャイアントコーンやチョコモナカなどで、主な価格帯が80円~120円の物に多く、これに対してアイスクリームの価格帯はグッと上がり、120円~400円前後で主にハーゲンダッツ、31(サーティーワン)など店舗展開をしているメーカー品に多く存在しています。

 このことから考えると、乳脂肪分の多いアイスほど高価で美味しい。と思いがちですが、それは少し違います。特に夏場はサッパリ、スッキリ感を求める消費者が多くアイスクリームの売り場スペースは縮小され、氷菓に差し替えられるのです。

 「なら夏場のアイスは氷菓で決定だろ?」と思うと、これも少し違います。うだるような暑さに耐えられずコンビニで氷菓を買い込み、家に帰り、いざ食べてみると「…そんなに美味しくない」とガッカリしたことはありませんか?

これは、「食べたい」と感じた時の状況と「食べる・食べだす」時の状況に微妙な差があるからなのです。

うだるような部屋で想像した氷菓を、涼しい店内で選ぶ間に体は幾分冷やされ、更に持ち帰る車内のエアコンでは、体はもちろんのこと、氷菓を食べたいという気持ちも冷やされていきます。その上、どんなに急いで持ち帰っても氷菓の表面はすでに溶けはじめており、(ダブル)で「美味しくない」という評価を下してしまうのです。

 アイスを選ぶ際には、【何時、どこで食べるか】を考慮しなくてはいけません。

子供や学生がコンビニ前で異常なまでに美味しそうにガリガリ君を食べているのは、食べたい気持ちをそのままに、暑い店外で即食べているから美味しいのです。人目が気になる大人が氷菓を美味しく食べるには、まず一旦ストックし、次に来る猛暑日にそなえましょう。そして、満を持してお食べください。

「じゃあ、ストックを忘れたら、アイスは美味しく食べられないのか?」いえ、大丈夫です。その時も【何時、どこで食べるか】を考慮すればアイスは美味しく食べられます。

まず、食べる場所の温度が低ければ低いほど、最初に思いついた物より乳脂肪分の多いアイスを選ぶのです。つまり、クソ暑い部屋で即食べるならストックされた氷菓を、もちろん食べながら帰る時も同様です。車で買いに行き、持ち帰って食べるならラクトアイスやアイスミルクを。買に行く間に部屋を涼しくし、持ち帰るころにはエアコンがガンガンにきいた状態で食べるならアイスクリームを選んでください。そうすれば今までよりもずっと美味しくアイスを食べられます。オマケとして、選んだアイスがカップならスプーンにもこだわってみてください。氷菓を食べる時は木サジ(木でできたスプーン)を選びましょう。金属製のスプーンは冷えやすく、氷がスプーン表面に付着し食べ辛いうえ、無理に食べると口の中が冷え過ぎて食べ終わる頃には寒気をおぼえてしまいます。プラスチックのスプーンは強度からしてお奨めできません。ラクトアイスも木サジで美味しく食べられますが、チョコや果実などが含まれる物は、プラスチック制の方が楽に食べられます。アイスミルクやアイスクリームは金属製またはプラスチック製のスプーンがお奨めです。乳脂肪分の多いアイスは溶けにくいため、熱伝導の悪い木サジで食べるとスプーンがアイス自体に刺さりにくく、刺さると今度はサジからアイスが離れにくくなるからです。そうなると、やたらとサジを舐めなければならず、アイスの味よりもサジの味の方が勝ってしまい、美味しく食べられなくなるからです。

 補足として、アイスの価格は乳脂肪分の多い物ほど高くなるのですが、シンプルでよく見る形のアイスクリームは他のメーカーより安く設定しているものもあります。同じアイスの型で季節ごとに違うアイスを作っているので、冬場に空いた氷菓の型でアイスクリームを安く製造できるからです。逆に【限定品】などで特殊な形をしたアイスは生産コストが上乗せされているので、割高な物が多くなっています。氷菓(特にかき氷)の価格はメーカー名と容器で違ってきます。安いかき氷の容器は密閉度と強度が低く、ちょっとしたことで破損したり、シロップがもれたりします。しかし味の違いはあまり無いので、冷凍庫の汚れを気にしないのであれば、安価な物で十分です。

 最後に。アイスを買うときストッカーの底にある物を選んでいる方がいますが、アイスには賞味期限が無いため、アイス屋に前陳(古い商品を手前に出して陳列する)の概念がありません。したがってストッカーの底にある商品はいつからあるのか…不明なのです。店舗によっては、半年・一年前のアイスがストッカーの最深部で眠っている事はざら。できれば上(手前)から2~3段目の物が生鮮食品でいうところの新鮮な商品とお考えください。

 以上を参考に今年の夏は、新しい目線でアイス選びをしてみてください。

きっと今までより美味しいアイスを見つけられるはずです☆

 

ひまわり花子

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